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低次元の幾何からポアンカレ予想へ ~世紀の難問が解決されるまで~ (数学への招待)
本, 市原 一裕
によって 市原 一裕
3.6 5つ星のうち 6 人の読者
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内容紹介 メビウスの帯,クラインの壺,オイラーの多面体定理,ポアンカレ予想など有名な幾何学をとりあげ,多様体の魅力に迫ります. ポアンカレ予想は位相幾何学の予想の1つですが,きちんと理解しようとすると3次元の壁にぶつかり,あきらめてしまう人もいるようです. 本書では,身近な例を豊富に使って親近感がわくように説明します.多面体や次元がイメージできるようになるでしょう. サーストンの幾何化予想にも言及します. 著者について 市原一裕(いちはら・かずひろ) 日本大学文理学部数学科教授.1972年生まれ. 専攻は低次元位相幾何学,特に三次元多様体論,および数学教育学. 主な著書『ひらいてわかる線形代数』(共著,数学書房,2011年), 教科書執筆『高等学校「数学」』(数研出版), 論文“Exceptional surgeries on alternating knots"など. 商品の説明をすべて表示する
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ポアンカレ予想について、数学の専門家ではない一般人に向けて、真っ向からの解説を試みた書。とはいえ、高校数学くらいの知識を有した人が読者対象となる。数学に興味があり、ポアンカレ予想というキーワードを知っている人であれば、興味を持って読めるだろう。ポアンカレ予想とは、いったい何を予想しているのかの説明が半分以上なされ、それがあるからこそ、難しいけれど何とか理解しようという意欲が沸く。ポアンカレ予想を通して位相幾何学(トポロジー)について学べたのが最大のメリット。当然ながら、本書だけで理解できるわけはないので、類書に挑戦したくもなる。でも、やはり内容は難しかった。2回読まないと分かったつもりにもならなかった。3次元多様体(4次元空間に存在する物体)は紙の上では表現できないので、直感的な理解が難しい(数式での表現は単純だけど)のが自分にとってのハードルだった。図形を扱う学問であるが、「目で観るんじゃない。心で感じるんだ」と何度自分に言い聞かせたことか...。
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