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介護のあのとき―嫁、妻、女優の狭間で (マイ・ブック)

, 南田 洋子

によって 南田 洋子
4.7 5つ星のうち 2 人の読者
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内容(「BOOK」データベースより)老いを看とった自分と、老いに向かっていく自分。―いま、初めて胸の裡を赤裸々に綴る感動のエッセイ。内容(「MARC」データベースより)老いを看取った自分と、老いに向かっていく自分。寝たきりの養父を介護しながら、女優として毎日のようにTVに出ていた日々から二十数年が過ぎ、自分が養父と同年代にさしかかっている…。介護の日々と胸の裡を赤裸々に綴る。
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女優南田洋子さんの回想録。結婚直後からの介護生活や、夫婦間のあれやこれやが、非常に冷静且つ細やかな心遣いを以て書かれています。女優としてというよりは、むしろ一女性、一人間として綴られています。この本を読み、南田洋子という女優が、とても頭の良い情感細やかな女性だったことを、手に取るように感じることが出来ました。最後の方に綴られている、これからやって来る老いに対しての心構えには、老いた義父を見取ってきた者ならではのある種覚悟が感じられました。このような覚悟の果てに送ることになった、傍目には悲しく感じられる晩年の数年間も、南田さんは、それまでと全く変わることなく、精一杯に生き切られたのだと強く思いました。最期の最期まで、潔く優しく愛情の深い女性だったと感じています。南田さんの晩年に、私は、人としての尊厳を感じます。とても僭越かもしれませんが、南田さんの人生に心から「ありがとう」の言葉を捧げたいと思います。南田洋子さん、愛するご両親、ご兄弟、そして愛を傾けた義父母と共に、どうか安らかに・・・。

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