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「カラマーゾフ兄弟」の翻訳をめぐって
本, 大島 一矩
によって 大島 一矩
5 5つ星のうち 2 人の読者
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内容(「BOOK」データベースより) ドストエフスキーの小説『カラマーゾフ兄弟』を読んで、邦訳で検討を要すると考えられる箇所を抜き出した研究書。各節では、ロシア語の原典からの引用に続けて、大正時代以来の翻訳十書の該当部分の翻訳を並べ、参考のために英仏独訳も引用した。それに続けてコメントを記し、試訳を掲げている。小説の舞台のモデルとなったスターラヤ・ルッサという古いロシアの町の、小説とゆかりのある場所の解説をコラムとした。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 大島/一矩 1933年12月23日東京市浅草区北清島町(現東京都台東区東上野)に生まれる。1940年浅草区立清島尋常高等小学校(現台東区立上野小学校)に入学。1944年群馬県邑楽郡中野村(現邑楽町)に疎開。中野村立中野国民学校(現邑楽町立中野小学校)に転校。1949年中野村立中野中学校卒業。群馬県立館林高等学校入学。1952年同高校卒業。邑楽郡大泉町米軍基地Camp Drewに労務者の班を指揮するチェッカーとして勤務。1953年東京都港区米軍ホテルHotel Moreにフロントクラークとして勤務。1954年東京外国語大学ロシア語科入学。1960年同大学卒業。東京都葛飾区立小松中学校に英語教師として勤務。1965年東京都町田市立忠生中学校に転勤。1970年東京都教員退職。1975年モスクワ放送に翻訳員として勤務。1980年帰国。ロシア語通訳として働く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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以下は、「カラマーゾフ兄弟」の翻訳をめぐってに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
単語の語源や語法などの丹念な調査と説明は素晴らしかったです。特に、本の中で比較している10人の翻訳者が全員勘違いして訳している点をズバリと指摘している箇所は圧巻でした。また、ページの随所にロシア語の単語や文化などの豆知識がはさまれている点も面白かったです。ですが、作者自身もミスが多発している点は痛かったです。☆単純な誤植が多い。がを「がが」と重ねるなど。また、ロシア語のスペルミスも頻発していました。☆解説ページで、ロシア語の文章とその日本語訳が全く一致していない奇妙な個所がありました。その他、どの章でも作者自身の「試訳」を載せているのですが、(これは私個人の感覚かもしれませんが)日本語が変だなと感じるところもありました。それから、過去の翻訳者たちの訳を、「~と訳すのは言い過ぎている」、いささか意訳しすぎている、とコメントしている一方で、作者自身の試訳のなかでも訳していない部分などが多くみられました(単に訳し忘れかもしれませんが)。
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