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石と人間の歴史―地の恵みと文化 (中公新書)
本, 蟹澤 聰史
によって 蟹澤 聰史
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内容(「BOOK」データベースより) 人と石の付き合いは、いまから二五〇万年前に遡る。以来、人は、地の恵みである石を、掘り出し、刻み、積み上げてきた。世界各地に残る石造建築物は、人と石の格闘の痕跡である。地球上に存在する石は多種多様で、産出には地域差も大きい。本書では、地球四六億年の歴史を視野に、地質学・岩石学的に重要な地域を取り上げ、特色を紹介してゆく。石を見事に利用した遺産や文化は、見る者を感動に包む。図版資料多数収載。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 蟹澤/聰史 1936年(昭和11年)、長野県生まれ。1964年、東北大学大学院理学研究科地学専攻博士課程修了。理学博士。東北大学教養部助教授、同大理学部教授等を経て、同大名誉教授。専門は、地質学、とくに岩石学、地球化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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地質学・岩石学の専門家による雅量溢れるエッセイです。こういう本に接すると、アウトプットのみをせわしなく求める読書がいかに貧しいかがあらためて実感されます。新書の理想であって、中公新書の魅力と見識の高さの証明でもあります。フライベルク鉱山アカデミー、ゲーテ、『魔笛』、賢治…と文系の薀蓄も充分で、それらが地質学・岩石学の知見やタームと相俟って、いっそ詩的と言いたい雰囲気を醸しています。岩石の名前のなんと美しいこと!ステノやキルヒャーや木内石亭やカイヨワが出てこない、かの「石を開く大いなる業」にもっと言及を、といった望蜀はあるけれど、むしろそれは人文系の学者の仕事でしょう。宝石・鉱物の文化史、象徴論、石譜・弄石家の系譜、盆景・盆石・形象石…洋の東西にわたって説いてくれる本を期待したいところです。
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