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星界の報告 (講談社学術文庫)
本, ガリレオ・ガリレイ
によって ガリレオ・ガリレイ
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内容紹介 ガリレオにしか作れなかった高倍率の望遠鏡に、宇宙はどんな姿を見せたのか?──1609年7月に初めて製作した望遠鏡の倍率は3倍。その4カ月後には、他の誰にも追随できない20倍の倍率を実現したガリレオは、翌年初頭から天体観測を開始した。人類が初めて目にしたレンズの先には、月の表面の起伏が、天の川をなす無数の星が、そして木星をめぐる四つの衛星が現れた。人類初の詳細な天体観測の貴重な記録、待望の新訳!物体の落下法則を発見したことで有名なガリレオ・ガリレイ(1564-1642年)は、コペルニクス、ケプラー、ニュートンと並ぶ「近代科学革命」の中心人物として知られている。そのガリレオが初めてみずからの手で望遠鏡を製作したのは1609年7月のことだった。最初に完成したものは倍率が3倍ほどしかなかったが、そこから改良を進めて8月中旬には9倍、そして11月末には20倍の倍率を実現する。これは当時の技術レベルでは驚異的な水準で、これほどの性能をもつ望遠鏡を製作できたのはガリレオただ一人だった。この圧倒的な優位を得て、ガリレオは天体観測を開始する。まず月から始められた観測は、月表面に起伏があることを明らかにした。翌1610年1月には望遠鏡を恒星に向けたガリレオは、天の川が無数の星々から成ることを見出し、さらに木星の周囲をめぐる四つの衛星を発見するに至る。早くも同年3月に出版された本書は、望遠鏡の話から始まり、月、恒星、そして木星の衛星の詳細な観測記録を含む、生々しいドキュメントにほかならない。本書が与えた衝撃は、やがて伝統的な宇宙観を打ち壊す動きをもたらすことになる。地上世界と天上世界は異なる世界ではなく、同じ法則に従っている、という前提の下で「近代科学革命」が人類を大きく変えていく。このような計り知れない意義をもっている本書を、世界の第一線で活躍する研究者が新たに訳出し、詳細な解説を書き下ろす。人類が初めて宇宙の姿の詳細を目の前にした時の貴重な記録、決定版が登場。 内容(「BOOK」データベースより) 地動説にまつわる宗教裁判や落下法則の発見で知られるガリレオ・ガリレイ(一五六四‐一六四二年)。彼を歴史という舞台に上げたのは望遠鏡による天体観測だった。わずか数ヵ月で当時最高の性能をもつ望遠鏡の製作に成功したガリレオがレンズの先に目にした宇宙の姿とは?月の表面から始まった天体観測は、天の川、そして木星の衛星に向かっていく。 著者について ガリレオ・ガリレイ1564-1642年。イタリアの物理学者・天文学者。落下法則の発見、望遠鏡による天体観測などの功績を残す。代表作は、本書のほか、『世界系対話』(1632年)、『新科学論議』(1638年)。伊藤 和行1957年生まれ。京都大学教授。専門は、科学史。著書に『ガリレオ』、『イタリア・ルネサンスの霊魂論』(共著)ほか。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ガリレイ,ガリレオ 1564‐1642年。イタリアの数学者・天文学者。落下法則の発見、望遠鏡による天体観測などの功績を残す 伊藤/和行 1957年生まれ。京都大学教授。専門は、科学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ガリレオの『星界の報告』、すでに邦訳が岩波文庫にあるが、これは出版年1976年で、しかも、もとは河出書房新社から1963年に出た本に収録されていたものの訂正版である。岩波文庫版、お持ちの方はざっと目を通していただきたいが、木星の衛星の動きを論じた箇所、一連の図が縦書きに合わせて変更されていて、見にくい(醜い)ことこの上ない。今回の新訳では、1610年の初版本の図が収録されているので、その失態は取り除かれており、それだけでもありがたい。で、岩波版の訳者、ひとりは「科学史家」とは言えるかもしれないが、「ガリレオの専門家」とは言い難い素人だった。しかも、50年以上も経つと、いかにマイナーな「科学史研究」であっても、ガリレオ研究のレベルは比べ物にならない。訳者はイタリアで修行してきた、文字通りの専門家である。85ページから120ページにまでわたる解説を読んでみていただきたい。
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