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のはらうた わっはっは
本, 工藤 直子
によって 工藤 直子
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ファイルサイズ : 25.83 MB
内容紹介 あたらしい「のはらうた」が生まれました。のはらみんなの代理人くどうなおこが、のはらむらをたずねて、一緒に「うた」を作ったり歌ったりして遊びます。詩人は99人います。 著者について 1935年台湾生まれ。詩や童話などの執筆の他、造形表現、舞台での朗読等、活動は多岐にわたる。「ねこはしる」「あいたくて」他、著書多数。
ファイル名 : のはらうた-わっはっは.pdf
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のはらむらの住人の、漢字のはいらない詩が本になってもう20年だそうです。詩や表紙、文庫よりも小さい大きさなどはこれまでの「のはらうた」シリーズと同じですが、いろいろとおまけの楽しさがある特別仕立てで、これまでの全員の名前がでてくる、という記念の一冊です。春、夏、秋、冬、4枚ののはらむらの全景イラスト。同じ場所でも日本では季節ごとに違う風情があります。庭の木の四季を写真にとり、並べてみたことがあるのですが、のはらむらにもそれと同じ、四季がしっかりあるのがわかります。日本ですね、こういうところは。このイラストを見ると、著者と一緒に村を歩き、住人の詩を会話のように楽しんでいる気分です。のはらむらの新聞創刊号、住民の生活がのぞけるタウン誌もなんだか生活感がみえるよう。けむしじんべえさんの「もこもこたんか」の短歌らしくないけれど楽しい詩。いけしずこさんの「まっている」は名前どおりの静かなやさしさの詩。「もうさいこう!」を書いたこいぬけんきちくんは、「てつがくのライオン」のスピッツくんと親戚なのでしょうね、可愛らしくて笑わずにはいられません。そしてわたしは相変わらずけやきだいさくさんが好きです。そこにいてくれるだけで安心できそうで。「だいりにん」である著者の、村を案内する言葉は漢字にルビ付き、で挿入されています。漢字なしの住人たちの詩の間に挟まって、ちょっと雰囲気が違っているのは、人により好みがわかれるかもしれません。いっそルビなしでもよかったかも、と私には感じられました。いつまでもあってほしい「のはらむら」です。文庫よりも小さい、愛すべき一冊です。
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