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ビッグ・ピボット―なぜ巨大グローバル企業が〈大転換〉するのか

, アンドリュー・S・ウィンストン

によって アンドリュー・S・ウィンストン
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内容紹介 ★Harvard Business Review Web(2016/9/1)「編集部おすすめの経営書」として紹介! ★PRESIDENT Online(2016/8/28)「この夏、おすすめしたい骨太ビジネス書」として紹介! ★『広報会議2016/11月号』『事業構想 2016/10月号』でも紹介されています。 これからの経営戦略には〈ビッグ・ピボット(大転換)〉が必要だ! 巨大グローバル企業がはじめている、世界の脅威を見極めて、ビジネスモデルを大転換する10の戦略とは。 ライバル同士で協働するコカ・コーラとペプシコ、短期利益至上主義と戦うユニリーバ、 サーバーのあり方を変えたHP、ゴミ処理をやめるゴミ処理業者ウェイスト・マネジメント…… 世界の企業が、〈ビッグ・ピボット(大転換)〉をはじめている! 最悪記録を更新し続ける異常気象、逼迫する資源、否応なく求められる透明性。迫りくる世界規模の脅威に、いまやどの企業も他人事ではいられない。 いち早く気付いた先進企業は、脅威の本質を見極め、その先にあるチャンスをものにするべく、経営戦略の大胆な方向転換、つまり、ビッグ・ピボットをしている。 世界のトップ企業から熱い支持を受ける著者が、企業が見極めるべき3つの脅威とチャンス、そして、ビッグ・ピボットを実践するための10の戦略を説く。 グローバル競争で勝ち抜くことを模索する企業の経営陣や戦略担当者、必読! ビッグ・ピボットを牽引したリーダーや担当者たちは、いかにマインドセットを変化させ、大転換を実現したのか。彼らのストーリーも、豊富に紹介する。 上記の企業の他にも、ジョンソン・エンド・ジョンソン、P&G、トヨタ、ウォルマート、キンバリー・クラーク、ナイキといった誰もが知るグローバル企業から、知られざる企業まで、著者が集めた約150のビッグ・ピボット企業の事例から、実践的な戦略を説く。 「何をすべきか(What)」だけでなく、「いかに実践するか(How)」にまで踏み込んだ実践書。 ――日本語版序文: 一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 特任教授 名和高司 (『成功企業の法則』『CSV経営戦略』『学習優位の経営』) 出版社からのコメント (以下「日本語版序文」より一部抜粋) 「VUCAワールド」という言葉が、経営者の間でまことしやかにささやかれている。VUCAとはVolatility(変動性)、 Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の略で、もとは軍事用語だ。先が見えない経営環境のもとでの意思決定の難しさを如実にあらわした言葉である。 しかし、VUCAの先にある、より本質的な潮流を読み取ることができれば、正しい方向に経営の舵を切りなおすことができるはずだ。本書はそれを、「ビッグ・ピボット」と呼ぶ。ピボットとは、バスケットボールのプレイでみられるように、軸足を中心とした回転運動のことだ。本質的な潮流を見極めて、自社の志(大義)を軸足としつつ、正しい方向に大きく踏み出すことが必要だと本書は説く。 (中略) このように、本書が唱える三つのメガ・チャレンジは、いまや世界でも日本でも、企業経営を舵取りするうえでの基本潮流となっている。「なぜ今ビッグ・ピボットが必要なのか?(Why)」という問いに対して、まずは三つの潮流を再確認しておくことが大前提となる。本書の第1部「3つの脅威とチャンス」は、Why を理解するためのロジックと数字、そしてエピソードを、ふんだんに提供してくれる。 しかし本書の真骨頂は、第2部「ビッグ・ピボット 10の戦略」にあるといっていいだろう。ESGの必要性は理解されたとしても、その実践は実は決して容易ではない。なぜなら、企業として経済価値を追求することと、ESGが求める社会価値を向上することが、二律背反(トレードオフ)と捉えられがちだからだ。 代替エネルギーや異次元のイノベーションには、大きな投資を伴い、そのリターンは短期的には担保されず、かつきわめて不確かだ。またガバナンスは、意思決定のスピードをそぎかねず、かつ、株主へのリターンを確保することが優先され、長期的なリスクテークには踏み込みにくくなる。 本書の第2部では、これらのトレードオフを「トレードオン」(両立)に昇華させるための具体的な戦略が示されている。ビジョン、価値観という社内の仕組みに関してそれぞれ三つ、対外的なパートナリングに関して三つ、そして、それらの真ん中にある企業進化に関するものというトータル一〇の戦略で構成される。 詳細は本文に譲るが、包括的で、かつそれぞれ示唆に富んだ内容が盛り込まれている。しかも、「何をすべきか(What)」だけでなく、「いかに実践するか(How)」にまで踏み込んでおり、企業経営の現場でも大変役に立つ提言になっている。 著者について 著者:アンドリュー・S・ウィンストン ウィンストン・エコ・ストラテジーズ創設者。 キンバリー・クラーク、HP、ユニリーバのサステイナビリティ・アドバイサリー・ボードのメンバーを務めるほか、PwCのサステイナビリティ・アドバイザーとしても活躍している。 プリンストン大学卒業後、コロンビア大学でMBA、イェール大学で環境マネジメント修士を取得。ボストン・コンサルティング・グループで企業戦略コンサルティングに従事したのち、タイム・ワーナー社とMTVでの戦略・マーケティング部門の管理職を経て、ウィンストン・エコ・ストラテジーズを創設。同社で、バンク・オブ・アメリカ、ボーイング、ブリジストン、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ペプシコなど、世界のトップ企業にコンサルティングを行ってきた。 スピーカーとしての人気も高く、ヨーロッパ、アジア、南米を含む世界各地のフォーチュン500企業の経営陣向けの講演や、大規模なビジネスカンファレンスに多く登壇している。 ハーバード・ビジネス・レビュー・オンライン、ガーディアン、ハフィントン・ポストに定期的に寄稿しているほか、自身のブログにも多くの記事を書いている。主な著作に、『グリーン・トゥ・ゴールド』(共著、アスペクト)、『Green Recovery』(未邦訳)などがある。 訳者:藤美保代 InterAction Green 代表。 慶応義塾大学卒、カリフォルニア大学サンタバーバラ校にて環境マネジメント修士号取得。2007 年よりカリフォルニア州サクラメント市で環境関連プロジェクトに従事。2009 年にInterAction Green を立ち上げ、日米間におけるサステイナビリティのベスト・プラクティスの相互発信を推進している。 日本語版序文:名和高司 一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任教授。 東京大学法学部卒業後、ハーバード・ビジネススクールにてMBA 取得(ベーカー・スカラー授与)。三菱商事に約10 年間務めたのち、マッキンゼーのディレクターとして約20 年間、コンサルティングに従事。2010 年6 月より現職。2014 年より、30 社近くの日本企業の次世代リーダーを交えたCSV フォーラムを主催。ファーストリテイリング、デンソー、味の素、NECキャピタルソリューションズの社外取締役、ダイキン、日立、リコー、リクルート、BCG、コーチA、インターブランドなどのシニアアドバイザーを兼任。 主な著作に、『成長企業の法則』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『CSV経営戦略』(東洋経済新報社)、『学習優位の経営』(ダイヤモンド社)などがある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ウィンストン,アンドリュー・S. ウィンストン・エコ・ストラテジーズ創設者。「世界が直面する最大級の環境・社会的な脅威に、企業はいかに対処し、そこから利益を生み出していくべきか」というテーマにおける世界的権威として知られており、キンバリー・クラーク、HP、ユニリーバのサステイナビリティ・アドバイサリー・ボードのメンバーを務めるほか、PwCのサステイナビリティ・アドバイザーとしても活躍している。プリンストン大学卒業後、コロンビア大学でMBA、イェール大学で環境マネジメント修士を取得 藤/美保代 InterAction Green代表。慶応義塾大学卒、カリフォルニア大学サンタバーバラ校にて環境マネジメント修士号取得。2007年よりカリフォルニア州サクラメント市で環境関連プロジェクトに従事。2009年にInterAction Greenを立ち上げ、日米間におけるサステイナビリティのベスト・プラクティスの相互発信を推進している 名和/高司 一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任教授。東京大学法学部卒業後、ハーバード・ビジネススクールにてMBA取得(ベーカー・スカラー授与)。三菱商事に約10年間務めたのち、マッキンゼーのディレクターとして約20年間、コンサルティングに従事。2010年6月より現職。2014年より、30社近くの日本企業の次世代リーダーを交えたCSVフォーラムを主催。ファーストリテイリング、デンソー、味の素、NECキャピタルソリューションズの社外取締役、ダイキン、日立、リコー、リクルート、BCG、コーチA、インターブランドなどのシニアアドバイザーを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、ビッグ・ピボット―なぜ巨大グローバル企業が〈大転換〉するのかに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
本書の副題は「Radically Practical Strategies for a Hotter, Scarcer, and More Open World」。直訳すると、「より暑く、より乏しく、より隠し事をしない世界への徹底的に実践的な戦略」であり、第一部は前提となる「(世界の気温が)より暑く、(世界の資源が)より乏しく、(企業間をまたがった地球規模のサプライチェーンが)より隠し事をしない(できない)」ことの裏づけが説明され、第二部は、グローバルな企業がその前提をリスクやチャンスとして、短期的な売上を目標に問わず大きな目標を立て既に実践している企業戦略の実例が豊富に記載されている。当初本題だけを見て"ピボットなのでリーンスタートアップに関連した戦略の転換なのかな?"と思って読んでみたが少し違い、企業がCSRという枠組みよりも大きく超えて、世界的な企業活動には地球環境の影響を考慮しなければならず、地球が持つ再生力を既に超え、むしろこのまま何もしないと環境のリスクが発現する状況であり、今大きな目標を立てていわゆるエコやグリーン活動に投じないとならないということが、多くの引用や著者の今までの執筆を含めた活動を含めた説得力を用いて記載している。もちろん本書であげた3つの大きなリスク以外にも、企業活動を包含する環境のリスクはあると思うが(例えば海面上昇とか)、おそらく本書の著者はそれはわかっていて、喫緊なものとして3つを挙げたのではないかと読んでいるうちに感じた。「アダプト思考」や「ブラックスワン」といった既刊で著名な書籍と同様、本書でもそれは一つの企業の脆弱性であり、最終章では「レジリエントで脆弱性の無いを企業をつくる」として纏めている。決して、"エコやグリーン活動は良いのでやりましょう"という述べ方をしているのではなく、現実に差し迫ったリスクはチャンスであり、例えば消費者も単に値段の高い安いだけではなく製品選択の一つの要素となっているとしている。本書はまさに1部と2部(そして付録も充実していて)、本来2冊分となるような内容が、理想像の追求ではなく、実践するための気付きや戦略に至るまで書いてある。もちろん日本の企業の1社会人としてできること、変えられることは少ないかもしれない。だが、この観点や価値を知っていることは、資本主義での会計期間内の財務目標だけを追求するのとは別の視点を得られ、違った見方ができるのは間違えない。それが多くの人が知っていることが、いずれは環境を考慮した戦略への変えるパワーになってくれると思いたい。Amazon(米国)のレビュー平均点が4.5を取っており、既に原著がでて2年経っているが、2016年に読めたとしても充分新しいし、そしてまだ多くの人が知っていても手遅れではないと思える内容である。

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