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キツネの はじめての ふゆ
本, リチャード ジョーンズ
によって リチャード ジョーンズ
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ファイルサイズ : 22.3 MB
内容紹介雪が降ってきました! 動物の冬支度は様々です。木の実を隠したり、暖かい南へ飛んでいったり、春まで寝てすごす動物もいます。けれど、どれもキツネのすることではなさそうです。冬の間、キツネはいったい何をするのでしょう?内容(「BOOK」データベースより)ゆきが、ふってきました!ふゆにそなえてすることは、たくさんあります。きのみをかくしたり、あたたかいみなみへとんでいったり、はるになるまで、ねてすごすどうぶつもいます。けれど、どれもキツネのすることではなさそうです。ふゆのあいだ、キツネはいったいなにをするのでしょう?商品の説明をすべて表示する
ファイル名 : キツネの-はじめての-ふゆ.pdf
キツネの はじめての ふゆを読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
空からひとひらの雪が舞い降りてきて、キツネは冬の訪れを感じとります。キツネは森の中を歩き、様々な生き物の冬の過ごし方に出会いながら、自らの冬の過ごし方を探してゆきます。そして、ある生き物と出会うことで、ついに自分の冬の過ごし方をみつけます。さて、キツネがみつけた素敵な冬の過ごし方とは?キツネを軸に多種多様な生き物が登場する、素敵な絵本です。この作品の原題は『Winter Dance』。原書は、とてもリズムのある文章で構成されており、リチャード・ジョーンズの素晴しい絵(優しく、繊細で、色使いのセンスが抜群)とあいまって、見事な一冊となっています。原書は☆5、日本版は☆4.5です。個人的には、冬の絵本のマスターピースとなりました。それにしても、この作品の翻訳は、かなりの難易度だったのではないでしょうか。日本語ではどうしたって英語の持つリズムの表現は不可能ですし、それゆえに原文の持つ澄んだ空気感や音のキレ等が別物になってしまっているのは切ないです(日本語に翻訳したことで、どうしてもその音から連想する雪が、水分の多い雪の印象を受けますし、文字の見た目もそのような印象をさらに重ねてしまうのは、残念ですが諦めなければならないところです)。翻訳という作業の難しさを改めて感じさせていただきました。また、ラストの文章は翻訳が説明的になってしまっており(あえてその選択をした意図も理解できるのですが)、リズムや喜びの爽快感を弱めてしまっているようにも感じました。絵もあるわけですし、同じ言葉を繰り返す必要があったのかという・・・。悩ましいところですけれども・・・。少し不満を書いてしまいましたが、訳はけっして悪いわけではありません。とても丁寧な仕事をなさっています。あと、もう一つだけ注文をつけたいのは、ラストのページの文字の配置が、ごちゃごちゃっとしてしまっていることです。絵本ですので、余白の大切さをもう少し考えてほしかった。訳者さんの「あとがき」の内容に関しては文句なしなのですが・・・。(原書はそのあたりをしっかり考慮して文字を配置していますよね)。この作品がとても好きなので、色々書いてしまいましたが、強くお勧めしたい素晴らしい一冊です。最後にリチャード・ジョーンズが絵を担当している『だいすきライオン』も、同時におすすめです。追記アマゾンでは何故か在庫が無く、価格が高騰していますが、本体価格は【 ¥1,500 +税】で、現時点で、普通に書店で購入可能です。
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